2011年5月31日火曜日

タイプ1エラーとタイプ2エラー

面白かったので超訳。

A well-known social scientist once confessed to me that, after decades of doing social research, he still couldn't remember the difference between Type I and Type II errors. Since I suspect that many others also share this problem, I thought I would share a mnemonic I learned from a statistics professor. Recall that a Type I error occurs when the null hypothesis is rejected when it is in fact true, while a Type II error occurs when a null hypothesis is not rejected when it is actually false. This distinction, of course, many people find difficult to remember.

So here's the mnemonic: first, a Type I error can be viewed as a "false alarm" while a Type II error as a "missed detection"; second, note that the phrase "false alarm" has fewer letters than "missed detection," and analogously the numeral 1 (for Type I error) is smaller than 2 (for Type II error). Since learning this mnemonic, I have not forgotten the difference between Type I and Type II errors!

Type I and Type II Errors


「ウン十年も社会科学の研究をしているが、いまだにタイプ1エラーとタイプ2エラーの違いを覚えられない」と有名な社会科学者が私に漏らしました。同じ悩みを抱えている人が他にもたくさんいると思うので、統計学の教授から教わった覚えかたを披露しましょう。タイプ1エラーは帰無仮説が正しいときに棄却する誤り、タイプ2エラーは帰無仮説が間違っているときに棄却されない誤り、ということを思い出してください。この違いは確かに覚えづらいです。

そこで、こう覚えましょう。まず、タイプ1エラーを「誤検出」、タイプ2エラーを「検出失敗」と考えます。次に、それぞれの文字数を見てみると、「誤検出」のほうが「検出失敗」より短かいです。これを 1 (タイプ1エラー)が 2 (タイプ2エラー)より小さいのと相似で覚えればよいのです。この覚え方を習ってから、タイプ1エラーとタイプ2エラーの違いを忘れたことがありません!

「false alarm」を「誤検出」、「missed detection」を「検出失敗」と訳してみましたが、あまり直感的ではない気がします。しかし、なかなか他のアイデアが浮かびません…

2011年5月27日金曜日

データに商機あり??

IT企業を4つの世代に分けた説明が面白かったのでご紹介。
  • First Generation (IBM) "The money is in the hardware, not the software"
  • Second Generation (MSFT) "Actually, the money is in the software"
  • Third Generation (GOOG) "The money is not in the software, but it is differentiating"
  • Fourth Generation (Facebook/Twitter) "Software is not even differentiating, the value is the data"
Mo Data Mo Money: Open Source Business Models

以下、超訳。
  • 第一世代 (IBM) "ハードウェアが儲かるんよ。ソフトウェアはおまけ"
  • 第二世代 (Microsoft) "いやいや、儲かるのはソフトウェアだよ"
  • 第三世代 (Google) "ソフトウェアじゃ儲かんないけど、差別化に使えるよね"
  • 第四世代 (Facebook/Twitter) "いいソフトウェアなんて当たり前。データだよ"
いろいろなところで「これからはデータである」という見通しを目にしますし、LinkedInのように、実際にデータを使ったサービスを展開しているのを見ると、その大きな流れを実感します。

これまでサイエンティアでは、お客様の人事制度に合わせたシステムをSmartCompanyパッケージの上に構築してきました。お客様の手元に、お客様毎に違う種類のデータがあるという状態です。

これでは、これからのデータの時代には合いません。

そこで、SmartComapnyのクラウド版です。お客様毎のデータ量は少なくても、全部のお客様を合わせれば大量のデータとなります。このデータを元にお客様の意思決定のサポートができないでしょうか。

もちろん、お預かりしているのはお客様の重要な人事情報ですので細心の注意が必要ですが、そんな可能性を妄想しています。

2011年5月26日木曜日

Zanran - Numerical Data Search

面白そうな検索サービスを見つけたのでご紹介。

Zanran - Numerical Data Search

数値データのグラフや表を検索してくれるとのこと。

たとえば「人事」で検索してみると、


確かに、表らしきものを検索できています。これが数値データなのかは疑問ですが、まだBetaバージョンのようなので、今後に期待です。


How it works… technology overview

によれば、WebにあるHTML、PDF、Excelファイルから図や表を抽出し、それがデータかどうか判断。それがデータであると判断したら、その図の周辺の文字を検索対象としているそうです。

2011年5月25日水曜日

昔取った杵柄?!

マーケティング&セールスというセクションで活動をしている私ですが、元々は親会社に当たるサイエンティアで10年ほどシステムエンジニアをしていたこともあり、セールスパーソンとエンジニアの二足のわらじを履くことも、ごく稀にあります。

つい最近も、お取引のあるお客様から受託でのシステム開発を依頼されたのですが、たまたまそのタイミングで社内でエンジニアを十分に手当てすることができなかったため、仕方なしにエンジニア役を買ってでました。要件定義や基本設計といった上流工程は、ある意味では商談活動の中での要件ヒアリングや提案の作成と同じようなものなので、それほど違和感なくできたりするのですが、さすがにプログラミングやセットアップまでは無理なので、そこはメンバーへお願いしています。

そのプロジェクトで、テスト環境の構築のため、24日午後にエンジニア1名同行でお客様のところへ入ったのですが、実際の環境と社内の開発環境が同一ということはないので、予想通りというか、やっぱりというか、社内で練習したにもかかわらずセットアップに手こずったのでした(苦笑)

同行したエンジニアと、あそこが違うのでは、こっちを変えたらいいのでは、あれやこれや1つずつ問題を解決しながら、気持ちはすっかり昔のエンジニア時代に逆戻り。そして気がつけば、ようやく動き出した頃には夜の9時。ということで、フィジカルでもメンタルでも昔に戻った半日でした。

2011年5月23日月曜日

良い時もあれば、そうでない時も

たまには真面目な?営業日記を(笑)

先週の木曜日、金曜日と、泊りがけで関西方面へ出張に行ってきました。

サイエンティアコンサルティング社には、現在のところセールスパーソンが3名いるのですが、何となくエリア担当みたいなものが存在しています(明確に決めたわけではないのですが・・・)。その、エリア分けで言うと、名古屋から西はすべて私が受け持っており、そのために多い時では週に1回程度西へ旅立つことになります。今回は、震災後久々の関西出張ということもあり、震災前からご紹介なりご提案なりしていた先を回り、その後の検討状況を確認するツアーになりました。

で、具体的に進展のあった先が2件。

1件は、人事考課業務の効率化というニーズからウェブサイトより資料をご請求いただいた企業様です。デモ~ヒアリング~概算見積提示まで進んでいたのですが、既存の人事給与システムベンダーと地場のシステム開発会社の2社に絞り込んだということで、残念ながらスマートカンパニーは敗退。パッケージで一通り機能は揃っているが(今の考課表に比べると)使い勝手が大きく変わることがマイナス評価でした。残念ではありますが、しかし、結論が出ないまま時間だけが経過することが多い中、何かしら結論が出ることは、ある意味ではいいことだと割り切りました。

もう1件は、目標管理制度の定着でお問い合わせを頂いた企業様です。こちらもほぼ同様に概算見積提示までは進めていたのですが、正直なところ担当者様の「研究」レベルでした。それが、今回訪問をしてみると、会社として本格的に「検討する」というレベルに進んだとのことで、6月半ばを目処に本格的な提案を提出することになりました。1件目で悔しい思いをしていたところでしたので、この一言でやる気をグッと盛り返し、気持ちよく関西出張を締めくくることができました(笑)

商談は、所詮は100%ということはありません。いい結果の時もあればそうでない時もあります。今回は、その両方を1日で強く感じた関西出張でした。

2011年5月20日金曜日

OSqlEditでSchemeマクロ

OSqlEdit 8.1.0.0から、Schemeマクロでグリッドにアクセスすることができます。

たとえば、↓をファイル「in_clause.scm」に保存し、

; let*: PL/SQLのdeclareみたいなもの
(let* ((oport (open-output-string))   ; 出力先
       (sel (grid-get-selected-area)) ; 選択範囲
       (col (list-ref sel 1))         ; 選択範囲のうちの左端カラム
       (first-row (list-ref sel 0))   ; 選択範囲のうちの最上行
       (last-row (list-ref sel 2)))   ; 選択範囲のうちの最下行
  ; ループ
  (do ((row first-row (+ row 1))) ; 変数rowをfirst-rowから1ずつ増加させる
      ((> row last-row))          ; ループ終了条件。last-rowを超えたらやめる
    ; 出力
    (display (string-append "'" (grid-get-cell-string row col) "'"
                            (if (< row last-row) "," ""))
             oport)
    (newline oport))
  (editor-paste-string (get-output-string oport))
  (close-output-port oport))

検索結果を選択したあとに「ツール → マクロを実行(ファイル)」で実行すれば、検索結果のグリッドせ選択している部分をIN句で使えるようにエディタに出力します。


2011年5月19日木曜日

Trac

チケット情報を整理してみると、興味深い事実が浮かび上がってくる。全くの経験則で何の理論的な裏付けも無いのだけど、一例として、こんな傾向を示すことが多いようだ。

  • ある開発者が作った不具合は、場所を変えて何度も発生する。(個人の癖のようなものは、なかなか直らない)
  • 不適切な仕様書やコードは、次に作業する人が真似るので問題の拡大再生産を引き起こす。(昔から存在するからと言って、必ずしも正しいとは限らない)
  • 類似の問題は、開発者やプロジェクトが異なっても同じように発生する。(つまづく箇所は皆同じ)
    出来の悪いコード(クラス、コンポーネント等)は、何度も繰り返し修正が入る。(素性が悪いとフォローが大変)
チケットという資産を有効活用する - Basic

サイエンティアでもTracを利用しています。

いつから使っているのかと一番長いプロジェクトを調べたところ、2006年4月から丸5年も利用していました。チケット数は3000弱です。

いまでこそプロジェクトの情報をTracのWikiに載せ、お仕事はチケットをきり、コミットはチケットに関連付ける。というのが当たり前になりましたが、浸透するまではなかなかに時間が掛かりました。

何をかくそうわたくしが導入の言い出しっぺだったので、何とかメンバーに使って欲しくてあれやこれやと画策したものです。

プロジェクトの情報共有ためのTracという場があるんだよ!ということをメンバーに知ってもらうために、アクセスして見てもらうことをまずは最優先の課題として考えました。情報を書き込んでもらうのは後回しです。

メーリングリストで「Trac立てました。プロジェクトの情報はここにあります」とメールを送っても見てもらえるわけはありません。

そこで話題づくりです。

悩んだすえ、ロゴに凝ってみることにしました。




当時のプロマネであり、当時の上司の写真をロゴにしてみました。


リリースがあり、障害が発生しなかったときは、いいかんじのロゴに変更です。



サイエンティアで勝手に社員食堂と呼んでいる過橋米線がお店の名刺を作りました。さっそくロゴにします。


プロマネ交代です。新プロマネにより「かおをちょっと傾けると渋くなる」ということが発見されました。


シンプソンズジェネレータがつぼに入ったようです。


目の充血がひどくて、記念写真を撮りました。


夏ですね。


前のロゴ、食べている感じがしないと不評だったので早々に変更となりました。


じゃれています。


時事も取り入れます。


再度、プロマネ交代です。歓迎の意味を込めて焼き肉に行きました。


新プロマネは関西人。見た目ビリケンにそっくりです。バナナダイエット中でした。

ここでわたくしがプロジェクトから外れたため、ロゴの更新は終了です。


新しい仕組みを導入するとき、どのように定着させていくのか。

われわれのシステム、サービスを導入して頂くときもいつも頭を使うところです。

2011年5月18日水曜日

似て非なるもの

ウェブサイトのリニューアルに合わせて、弊社のITツールに「スマートソリューションズ」というファミリーネームをつけたわけですが、そのロゴマーク


の緑色と水色のループのようなアイコンですが、実に良く似たものを発見。こちらのサイトをご覧ください。

SuicaやPASMOなどのICカード乗車券の登場により、グッと『スマート』に電車に乗ることができるようになったわけですが、さらにオートチャージ設定をしておけば、残高不足になっても自動的に改札でチャージされるので、残高不足でもいちいち精算する必要もなく、さらに『スマート』に利用できます。

ということで、スマートなアイテムなので、マークが似ていても良としましょう(笑)

2011年5月17日火曜日

福利厚生

福利厚生としての豪華ランチやお菓子食べ放題。IT企業ではよく耳にする話です。

そこはサイエンティア(※)も負けてはおりません。

サイエンティアではなんと、ナニワな同僚がペヤングを安く仕入れてちゃっかり販売しております!





おそるべし大阪人。

本日もお世話になりました。

(※) サイエンティアは、サイエンティアグループのシステム開発会社です。

2011年5月16日月曜日

脳科学者

どうでもいい話しなんですが…

テレビなどに出ている脳科学者のかたがたは、なぜああも胡散臭い雰囲気をただよわせているのでしょうか。

あまりに怪しいので、はじめは嫌いで仕方なかったです。

ところが、Webで見た文章から突然私の中で評価がグイっとアップしました。

そんなきっかけになった文章を紹介します。

  • 養老孟司さん 『科学者のありかた
  • 茂木健一郎さん 『連続ツイート 根拠のない自信
  • 苫米地英人さん (とあるTV番組より)
    水道橋博士
      書いてあることも高邁な理想を書かれていると思うんだけど、やってることは何だろうと。

            〜略〜

    苫米地英人
      脳の研究、脳だけじゃないけど、いわゆる基礎研究ってカネかかんのよ。

      余裕で何億、何十億かかるわけ。

      そのためには、もーっとカネいるの。

      何百億くらいは最低いるのね。

      そのくらいを集めるためには、国民がこの分野をおもいっきり評価して興味を持たなければいけないわけよ。

      そのためにはタマシイ売るぜ。


自分を鼓舞してくれる文章を好きなだけかもしれませんね。

2011年5月14日土曜日

クラウドコンピューティングEXPO、終了!

弊社ウェブサイトでもご案内をしていましたが、東京ビッグサイトで開催された「クラウドコンピューティングEXPO・春」に出展しました。と言っても、自前でブースを構えたのではなく、セールスフォース・ドットコム様のブース内のパートナー出展コーナーで参加、だったんですけれど。

形態はともかく、クラウドコンピューティングEXPOへの参加は今回が初めてです。事前の情報では、併設開催されている展示会と合わせ、3日間でおよそ12万人の方が来場するとのことで、イベントの様子を写真で見ても、来場者でごった返していてまっすぐに歩けない、ブースに立ち寄っても混雑で満足に説明も聞けないといった光景だったので、弊社としても「展示コーナーで名刺交換をしてデモ・説明をする」のは諦め、ひたすらスマートスクラムのリーフレットを配布するのが上策と判断、『バラ撒きに徹する』という作戦で臨んだわけですが・・・。

蓋を開けてみると、写真で見たような満員電車と見紛うばかりの混雑っぷりは再現されることなく、天候のせいもあったのか? 人通りの少ない時間帯もあるなど、ちょっと肩透かしを食らってしまいました。聞いたところでは、併設のスマートフォン関係や災害対策関係の展示会の方が盛り上がっていたとのことで、1年経つとトレンドもガラっと変わってしまうのか・・・。

とは言え、せっかくの出展機会を最大限に活かすべく、スタッフ総出で奮闘。2日間でおよそ1,000枚強のチラシ配布と30名ほどのデモ説明という結果でした。これが次にどのようにつながるかは・・・来週のお楽しみ!というところです(でも、次につながらなかったら、どうしよう?!)

2011年5月12日木曜日

PythonでYammerにアクセスしてみる その1

Pythonを使って、Yammerのボットを作ってみたいと思います。いろいろ試しながら進みますので、ヨレヨレと遠回りをするかもしれませんがご寛恕を。

Yammerは、企業向けのコミュニケーションサービスです。Facebookのようなリアルタイムのコミュニケーションを、限られたメンバーで行なうことができます。


今回はまず準備として、OAuthの認証をしてAPIからデータを取得するまでを試します。

Pythonは2.7.1を利用しています。

1. ライブラリのインストール

偉大な先人がいらっしゃいますので、利用させて頂きましょう。

  https://github.com/lemonad/python-yammer-oauth

を開き、「Downloads」からzipファイルをダウンロード、解凍します。

依存しているOAuthのライブラリも入手しておきます。python-yammer-oauthのフォルダで、

svn export http://oauth.googlecode.com/svn/code/python/oauth/

を実行して取得します。

また、
  • yammer.py
  • example.py
の各ファイル内で最初の方にある

import simplejson



import json as simplejson


に変更します。Python 2.7を利用しますので、Python本体が持っているjsonライブラリを利用するためです。


現在のフォルダは上のような状態です。


2. キーの取得

python example.py

でexample.pyを実行します。


プロキシは利用しないので「N」を回答しました。





  https://www.yammer.com/client_applications/new

で、アプリを登録せよと言われましたので、情報を適宜入力して「Submit Registration Request」をクリックします。



Consumer Key、Consumer Secretが表示されますので、控えておきます。




表示されたConsumer Key、Consumer Secretをコンソールに入力します。




アプリを承認せよ、と言われましたので、コンソールに表示されたURLへブラウザでアクセスし、「Authorize」をクリックします。

  https://www.yammer.com/oauth/authorize?oauth_token=XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX



すると、4文字のキーが表示されますので、これをコンソールに入力します。



Access KeyとAccess Secretが表示されますので、控えておきます。


かなり長めでしたが、これで準備は完了です。ためしてみましょう。

3. テスト

pythonを起動し、上で得たキーを使って投稿を取得してみます。

from yammer import Yammer
yam = Yammer('3XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXw',
             'AXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXs',
             access_token_key='XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX',
             access_token_secret='XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX',
             )
yam.get_user_posts()


ぶじに、データを取得することができました。

2011年5月11日水曜日

大震災 50年間変わらなかった故郷が変わった



今日は私も宮城県気仙沼の被災状況をお伝えします。

前にもご紹介しましたが私のふるさとは宮城県気仙沼市小泉地区という所でして、生まれてから18年間この土地で暮らしていました。
この地域は、仙台から汽車で1時間半ほど揺られて、ようやくたどり着く所にあります。
交通が不便であったこともあり,その風光明媚な景色は変わらずにきた地域です。

その変わらなかった故郷が3月11日の大津波で大きく変わり果ててしまいました。

海岸の松林は全て無くなり、美しい砂浜は波に浸食され地盤がむき出しになりました。
まるで原始時代のようです。
写真に写るはずの国道や鉄道の陸橋、橋、民家など、人工的なものはすべて破壊されました。
小泉地区の200戸住宅のうち183戸が流されてしまったそうです。

南三陸町の映像はTVでよく報道されていますが、実際その場所に立って見てみて感じる絶望感はなんと表現すれば良いのでしょう。

故郷で毎日戦っている皆さんの健康と一日も早い復興を願うばかりです。

自分が如何に無力であることかと痛感し、これから自分で何ができるのか?考えさせられる大震災です。


2011年5月10日火曜日

震災後、初の仙台出張

弊社の親会社であるサイエンティアは、仙台市に本拠を構えています。

時々、その仙台のオフィスへ出張することがあったのですが、震災後は新幹線が不通となったため、仙台へ出張しようとすると、夜行バスや山形空港経由などの代替手段を使わなければならない状態でした。もっとも、このような時期に出張しなければならないほどの用事はなかったのですが・・・。

連休前には新幹線も再開し、仙台市地下鉄も全線営業となって、ようやく仙台のオフィスへ普通に行けるようになったところで、5月8日(日)から5月9日(月)にかけて、早速行ってきました(もちろん、仕事ですよ!)。

日曜日は移動日だったので、仙台到着後にサイエンティアの仙台オフィスに勤務している人にクルマでピックアップしてもらったわけですが、震災後初の仙台入りということもあり、現実を自分の目で確かめたく、実際に津波の被害を受けた場所へ連れていってもらいました。

「言語を絶する」とは、まさにこういうことを言うんですね。

住宅が立ち並んでいたであろう場所を波が襲い、そこにあったであろうものを根こそぎ持って行ってしまった・・・何だか陳腐な表現なのですが、それ以上言いようのない過酷な現実がそこにありました。漫画などでよくある「世紀末」のイメージが現実になったようなシーンが、延々と目の前に広がっていました。テレビのニュースで見ただけでも恐ろしいシーンですが、実際に自分の目で見たときのリアリティに圧倒され、車窓から無言で光景を見つめるだけしかできませんでした。

それでも、現地で生でその光景を目の当たりにしたことは、非常に大きな経験として自分に刻み込まれたと思っています。人間は、自然に対して謙虚であらねばならないのだな、との思いを新たにした次第です。

2011年5月9日月曜日

64bit WindowsでOSqlEditを利用する

はじめまして、開発を担当している奥山です。

気になった情報や、開発で身につけた小技の紹介をしていきたいと思います。

さっそくですが、入社してこのかた、OSqlEditを愛用しています。

最近扱うことが増えつつあるWindows 2008 R2などの64bit OSに64bitのOracle ClientをインストールしてOSqlEditを使おうとすると、

「OCIライブラリの初期化に失敗しました。」

というエラーが出て使えません。

サーバ上で作業をしたいときなど、手慣れたOSqlEditが使えないと大幅に戦力ダウンです。

そんなときには、32bit版のOracle Instant Clientを使うのがおすすめです。

  1. Oracle Instant Clientを解凍したフォルダにosqledit.exeをほうりこむ
  2. ↑と同じフォルダにtnsnames.oraをつくる
  3. OSqlEditを起動するバッチを作り、「set NLS_LANG=JAPANESE_JAPAN.AL32UTF8」をする

文字コードは適宜変更してください。

インストールした64bit Oracleとは全く別に、32bitのOracle Clientを使えるようになりますので、サービスへの影響を考える必要もなく、とても重宝します。

Windows 7でも使える小ワザです。お試しあれ。

2011年5月6日金曜日

「はじめ」まして!

この度の東日本大震災により被災された皆様には心よりお見舞いを申し上げます。
皆様の安全と一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。

今回は第2回目のスマートちゃんになりますが、「はじめ」こと私より初めて投稿させていただきます。よろしくお願いします。それでは、簡単に私のプロフィールをご紹介します。

【私の年齢】
昭和37年(1962年)9月の生まれで、現在48歳です。
ふと気がつけば・・・職場の中でも年長から1番か2番目に数える高齢者になってしまい、ちょっと寂しい立位置です。

【私の職歴】
1985年に某電子部品メーカーに入社し約10年間メカ設計に携わってきましたが、1995年にサイエンティアへ転職、受託システムの営業を約10年、人材マネジメントシステムの営業を約6年ほど経験してきました。
周囲の方からは、変わった経歴を持っていますね!と言われますが、今は前職で経験したマネジメントの考え方が非常に参考になっています。

【私の家族構成】
看護師の妻に子供は男1人と娘3人の計4人。79歳の母と同居する7名家族です。

【私の住まい】
液状化=浦安 で一躍有名になった 浦安市です。

【私の出身】
宮城県気仙沼市の小泉という田舎で育ちました。
これまた、大津波で一躍有名になった気仙沼市です。私事ではありますが、我が実家も流されました。

この「スマートちゃんぷる」は徒然日記ということです。
ついては、できるだけ等身大の自分情報を皆さんにお伝えしたいと思っており
ブログのテーマは、
・これまで出会った方々とのお話
・子育てのお話
・東日本大震災に纏わる見聞録
など・・・
50才を目前にした中年営業マンが実生活を通じて感じた事柄を幅広くお伝えしたいと思います。
末永くお付き合いください。よろしくお願いします。


2011年5月2日月曜日

スマートちゃんぷる、始めました!

人材マネジメントに関するコンサルティングとITソリューションの会社「サイエンティアコンサルティング」のスタッフによる徒然日記、スマートちゃんぷると題しまして5月よりスタートしました!

こちらのブログはスタッフ数名による輪番制で、セールス活動に関することを真面目に書いたり、時には弊社オフィスの近辺のグルメ情報などをアップしたりと、硬軟織り交ぜた内容でお送りする予定です。まずは個性溢れる?!ライター陣をご紹介、ということで、しばらくの間は自己紹介をお届けしたいと思います。

さて、まずは弊社マーケティング&セールス部門でディレクターをしている私から・・・。

私は、元々はシステムエンジニアとして、1996年にサイエンティアへ入社しました。当時の就職活動のことを振り返ると、バブル崩壊により就職が厳しくなったとはいうものの、現在のようなシビアさではなく、今思えばかなり気楽だったように記憶しています。そんな就職活動の中でサイエンティアという会社に出会ったわけですが、実は私、一度内定を断って、その後やっぱり入社しますと言ったという、入社の時からお騒がせな社員でした(笑)

入社後は10年ほどシステムエンジニアとして、さまざまなプロジェクトに関わってきました。後半は個別プロジェクトの他、自社パッケージであるプログレスサイト(スマートカンパニーの前身)の商品開発にも首を突っ込んだわけですが、商品ができたところで「じゃあ、今度は作った商品を売ってきて」ということで、システム部門から営業部門へ移されました(その後、2011年に営業機能がサイエンティアコンサルティング社に移って、今に至っています)。

ところで、皆さんの会社にもあると思いますが、弊社にも ”自己申告制度” があって、異動希望があれば記述するようになっているわけですが、一度も書いたことのない ”営業部門” に異動となりまして、自己申告なんて書いたことは実現せずに書かなかったことが起こるものと、今ではすっかり酒の席でのネタになっています(笑)

社会人15年目の今年は、スマートカンパニーとスマートスクラムという新しい2つのサービスを携え、マーケティング&セールスの活動の仕方も大胆にリニューアルする、節目の年になりそうです。組織の成長発展のための新発想ツールであるスマートカンパニーやスマートスクラムを、どうぞよろしくお願いします。ついでに?! スマートちゃんぷるもご愛顧いただければ幸いです。