2011年7月25日月曜日

SmartCompany in China?

前回のエントリから随分と間が開いてしまいましたが、実は先週、ほぼ1週間の海外出張に出かけておりました。行き先は、何かとお騒がせの?!中国です。ちなみに私、実はプライベートでは一度も海外経験がなく、これまでの渡航は全て仕事がらみ。しかも、その渡航先がインドと中国という・・・人がたくさんいる国No1、No2(笑)

中国は、昨年の夏頃から、SmartCompanyの中国展開の可能性を探るべく活動をしており、ようやくこの春に、SmartCompanyの一部機能を中国語化して、ERPパッケージのアドオンシステムとしてテスト販売をするところまで漕ぎ着けた次第です。

これまでも何度か中国を訪れておりましたが、今回は深センと済南を回り、協業の見込み先を訪ねてきました。

中国は、人事制度・人事の考え方はかなりアメリカ寄りで、仕事に対して人を当てるというのが基本的な発想です。つまり、仕事がなくなれば解雇し、新しい仕事があれば通常は新たに採用するという具合なので、日本のような「今いる人材を人をやりくりして変化に適合していく」という発想がなかなかないようです。これに、皆さんもご存知かも知れませんが、ステップアップ(というか、より良い待遇を求めて)頻繁に転職するという中国ならではの事情が加わり、離職率が25%とも30%とも言われているような状況になっています。しかし、このやり方では、採用してもすぐ辞める、社員が定着しないので教育投資が無駄になるなど、コストがもの凄くかかってしまい、いずれ成り立たなくなるという危機感が芽生え始めているという話も耳にしました。

その意味では、SmartCompanyを推進できる可能性が大きくなったと言えます。実際に訪問した先でSmartCompanyを紹介すると好反応でした(社交辞令を差し引いても、興味があるようでした)。まぁ、中国で販売する前に、日本国内でしっかりと自分たちのポジションを築き上げるのが先ですけれど(笑)

2011年7月15日金曜日

スタートダッシュ、できたような、できないような

7月6日から7月8日までの3日間、東京・有楽町の国際フォーラムにて開催されたイベント『ヒューマンキャピタル展』に、今年も出展をしてまいりました。

主催者発表によると、3日間の来場者数は例年並み、15,000名前後だったとのことですが、ブースでの肌感覚では、昨年比で7掛けぐらいではないだろうか、というような印象でした。さまざまな理由があるとは思いますが、イベントの集客力が減少傾向にあるのではないかと感じます。

7月は、弊社の期の始まりの月に当たるため、本来はこうしたイベントでスタートダッシュをかけ、リードを発掘して盛り上がるべきところなのですが、どうも今年は・・・。弊社の出展ブースも決して大きいわけではなく、小間位置もベストではなかったのかも知れませんが、それにしても全体を通じて、期待値に届かなかったというのが正直なところです。

一方で、来場者数は減っているものの、その中で真剣にソリューションを検討している、探しているというお客様の割合は増加しているようにも感じました。数年前まではとにかく全てのブースを満遍なく回ってカタログを集める、というような方々が大半だったように思いますが、今やネットで予め情報収集をした上で当たりをつけ、イベントでお目当てのブースをチェックする、という具合に購買行動が変化しているのかも知れません。

イベントはイベント、ウェブサイトはウェブサイト、ではなく、それぞれが連動してお客様を誘導するように仕掛けていかなければならない、というところでしょうか。

ちなみに、10件前後、具体的な商談になりそうな先を発掘できたので、スタートダッシュという意味では及第点、だったかな?!

2011年7月6日水曜日

S2JSF1.1.2のメモリ使用量をたしなめる

またぞやS2JSFのおはなしです。

これまでの変更で使っていけそうだと希望が見えはじめたのですが、いかんせんメモリ使用量が多すぎます。

JIRA[JSF-33]-S2JSFにおいてメモリ消費量を抑える」などを見ると、セッションにコンポーネントツリーを保存しているのが一番の問題のようです。

そこでそのブログにある設定を試してみたのですが、セッションの中を覗いても数が減っている様子が見られません。

キャッシュの数を抑えている部分ってどんなんかな~、と見ようとしたのですが、肝心の箇所を発見できませんでした。

調べてみると、1.0系には処理がはいっているのですが、1.1系にはないようです。

そこで1.0.28のソースを1.1.2にもっていきますと、期待通りにキャッシュが設定の数で抑えられるようになりました。

おためしあれ。

2011年7月5日火曜日

マネキン

閑話二題。

リクルートワークス研究所の『日本の人材ビジネス2010 【12】人材ビジネス関連統計データ【2011年版】』を見ていたら、職業の区分に「マネキン」とありました。浅学なためにマネキンといえばマネキン人形しか頭にないので、彼等も大変なんだなぁなどと間の抜けた感想を抱いた次第です。実際のところは、「店頭において各種商品の宣伝・販売促進にあたる販売員」のことだそうで、ハウス・マヌカンのマヌカンの英語読みが由来だとのことです。勉強になりました。


つづいて。いろいろなUIを紹介しているLittle Big Detailsで面白いダイアログがあったのでご紹介。


Little Big Details

「ファイルを閉じるまえに保存しますか? 保存しないと、ここ4時間の変更が永久に失われますよ」と。前に保存したときからの経過時間が出て、どれだけのものが失われるかを感じさせてくれます。

システムから表示するメッセージを決めるとき、どのような言葉にしたら次にとるべきアクションがわかりやすいのか大いに悩みます。アクションをおこしたときにどれだけの影響があるのかわかりやすいダイアログに感心した次第です。

2011年7月1日金曜日

新年度のスタート

今日、7月1日は、弊社(および親会社であるサイエンティア社)の新年度の開始日に当たります。
とはいえ、金曜日なので気分的には「新年度のスタートだ!」という感じはしませんが(笑)

さて、新年度が7月1日から始まるということは、もちろん昨日、6月30日は「期末」ということです。サイエンティアグループは検収基準で売上をカウントするため、この期末をめぐってお客様から検収をいただけるかどうかが非常に大きな意味を持っています。システム開発が予定通り進み、問題なく納品ができていれば慌てることはありませんが、そうそううまくいくものばかりではなく、中にはギリギリになって不具合が見つかったり、一部間に合わない箇所が出てきたりするものも現れます。

そうなると、担当しているセールスパーソンは、何とか検収をいただけるよう技術者に発破をかけたり、お客様へいろいろとお願いをしたりして気を揉むというわけです。何しろ個人業績の達成がかかるわけですから、金額によっては胃がキリキリ痛むことも!

かくいう私も、この6月30日の検収予定が2件あり、しかも2件ともギリギリまでかかってしまったために、昨日は本当に具合が悪くなりました(笑) でもお陰様で無事に検収をいただくことができ、具合ももとに戻りました。