2011年8月10日水曜日

SmartCompanyを一言で言い表すと

以前は、営業活動の中で『どういうシステムなんですか?』という質問を頻繁に受けていました。何しろ、給与計算システムや勤怠管理システムのような、その言葉を聞けばどういうものかが想像できる【○○システム】という表現が存在していなかったので、一言で言い表せなかったのです。また、競合するソリューションもほとんどなく、ジャンルとして確立されていない状態でしたので、長々と『こういったことができます、ああいったことができます』と説明するしかありませんでした。

数年前くらいになると、いくつか商談で比較されるソリューションが出現しはじめますが、その段階でもまだ【○○システム】なる統一的な名前は定まっておらず、「人材マネジメントシステム」「HRM統合支援システム」「人事管理システム」「人事情報システム」「人事フロントシステム」等々、その時々に応じて通用しそうな言葉を見つけてきて使っている状態でした。

一方、20世紀末頃、マッキンゼー・アンド・カンパニーが「War for Talent」なるキーワードを掲げ、マネジメント人材や将来のリーダー候補の育成・獲得が企業の成長を決すると指摘し、【タレントマネジメント】という概念(と言葉)が生まれました。この言葉が現在に至るまでに少しずつ意味合いを変え、『人材こそが企業の競争力の源泉であると考え、採用・配置・評価・育成といった一連のプロセスを管理する』しくみを指すようになりました。そして実際にタレントマネジメントを実現するための情報システムを指すのに【タレントマネジメントシステム(TMS)】という言葉が使われ始めます。

SmartCompanyビジネスを開始してからもう10年になりますが、ようやく、SmartCompanyがどんな種類のシステムなのかを一言で表すキーワードが定着しそうです。我々が言葉を普及させることができなかったのはとても残念ですが、タレントマネジメントシステムという言葉で通じるようになるのは営業上も非常にメリットが大きいので、ここは素直に従うことにします。日本生まれ、日本企業に焦点を当てたタレントマネジメントシステムであるSmartCompany、どうぞよろしくお願いします!

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