チケット情報を整理してみると、興味深い事実が浮かび上がってくる。全くの経験則で何の理論的な裏付けも無いのだけど、一例として、こんな傾向を示すことが多いようだ。
チケットという資産を有効活用する - Basic
- ある開発者が作った不具合は、場所を変えて何度も発生する。(個人の癖のようなものは、なかなか直らない)
- 不適切な仕様書やコードは、次に作業する人が真似るので問題の拡大再生産を引き起こす。(昔から存在するからと言って、必ずしも正しいとは限らない)
- 類似の問題は、開発者やプロジェクトが異なっても同じように発生する。(つまづく箇所は皆同じ)
出来の悪いコード(クラス、コンポーネント等)は、何度も繰り返し修正が入る。(素性が悪いとフォローが大変)
サイエンティアでもTracを利用しています。
いつから使っているのかと一番長いプロジェクトを調べたところ、2006年4月から丸5年も利用していました。チケット数は3000弱です。
いまでこそプロジェクトの情報をTracのWikiに載せ、お仕事はチケットをきり、コミットはチケットに関連付ける。というのが当たり前になりましたが、浸透するまではなかなかに時間が掛かりました。
何をかくそうわたくしが導入の言い出しっぺだったので、何とかメンバーに使って欲しくてあれやこれやと画策したものです。
プロジェクトの情報共有ためのTracという場があるんだよ!ということをメンバーに知ってもらうために、アクセスして見てもらうことをまずは最優先の課題として考えました。情報を書き込んでもらうのは後回しです。
メーリングリストで「Trac立てました。プロジェクトの情報はここにあります」とメールを送っても見てもらえるわけはありません。
そこで話題づくりです。
悩んだすえ、ロゴに凝ってみることにしました。
当時のプロマネであり、当時の上司の写真をロゴにしてみました。
リリースがあり、障害が発生しなかったときは、いいかんじのロゴに変更です。
サイエンティアで勝手に社員食堂と呼んでいる過橋米線がお店の名刺を作りました。さっそくロゴにします。
プロマネ交代です。新プロマネにより「かおをちょっと傾けると渋くなる」ということが発見されました。
シンプソンズジェネレータがつぼに入ったようです。
目の充血がひどくて、記念写真を撮りました。
夏ですね。
前のロゴ、食べている感じがしないと不評だったので早々に変更となりました。
じゃれています。
時事も取り入れます。
再度、プロマネ交代です。歓迎の意味を込めて焼き肉に行きました。
新プロマネは関西人。見た目ビリケンにそっくりです。バナナダイエット中でした。
ここでわたくしがプロジェクトから外れたため、ロゴの更新は終了です。
新しい仕組みを導入するとき、どのように定着させていくのか。
われわれのシステム、サービスを導入して頂くときもいつも頭を使うところです。
・ある開発者が作った不具合は、場所を変えて何度も発生する。(個人の癖のようなものは、なかなか直らない)
返信削除・不適切な仕様書やコードは、次に作業する人が真似るので問題の拡大再生産を引き起こす。(昔から存在するからと言って、必ずしも正しいとは限らない)
・類似の問題は、開発者やプロジェクトが異なっても同じように発生する。(つまづく箇所は皆同じ)
・出来の悪いコード(クラス、コンポーネント等)は、何度も繰り返し修正が入る。(素性が悪いとフォローが大変)
・・・うわっ、凄く良く分かります(笑)